3年続けて北竜へ行ったので、今年は場所を変えて然別湖へ
お宿では、何度もお湯に浸かったりピンポンしたり
ご馳走を頂いたり
自宅はお正月の「お」の字もないまま出掛けてきましたが
餅つきあり年越しそばありビンゴ大会ありと、お正月の雰囲気を堪能
上げ膳据え膳の贅沢な時間を過ごしました
さて、本題はここからです
連泊中日の元日、昨年同様(→
コチラね)スノーシューへ出掛けました
然別湖といえば、我家のお気に入りの「北岸野営場」
温泉街からキャンプ場までは、冬はもちろん車の通行は出来ません
なので、スノーシューで「冬のキャンプ場を訪ねるシリーズ」やっちゃおう!
って訳です♪
11時前にゲートを抜けて、いざ!出発!!
キャンプ場までの距離は約5キロ
雪はくるぶしくらいだったり地面の氷が剥き出しになってたり
かと思えば、吹き溜まりでうんと深くなってたり
上空は晴れ渡ってますが、実はこの日はすんごい強風で風が吹くたびホワイトアウト
丸くなってやり過ごします
気温は-7度くらいで寒さは感じないけど(ってか歩いてると暑いくらい)
ゴーグルから出てるほっぺが冷た~~い
それでも、久し振りの雪遊びが楽しい楽しい~!
と、思ってたのは・・・最初だけね(笑)
半分も行かないうちから、足が辛くなってきた
そりゃーそーですよ
だって、キャンプの無い週末は朝から晩までぐーたらで
特に12月なんて1回も出掛けなかったからますますデブ症・・じゃなく出不精になってたし(笑)
体を動かすったら、雪かきくらいの
完全なる運動不足
これでスタスタ歩けるわけないってんだょ
それでも、ゼエゼエハアハア言いながら
立ち止まった時の空の青さになんとか励まされ
騙し騙しようやく辿り着いた
弁天島の付近(地吹雪で煙っててよう見えん)
車でこの道を通った事のある方ならお分かりかと思いますが
弁天島が見える辺りといえば、残りの行程はあと三分の一程度
しかし・・・
腿の付け根が痛くて痛くて、
一歩も足が前に出ない!!
もう
げ・・・限界だよぉぉぉぉーーーーっ
山を登ってる訳でもないのに、なんでこんなに辛いのっ?!
あー情けない!!
カレは「もう帰るか?」と聞きますが・・・
ちょっと待って
引き返すったって、この辛い状態でまた同じ距離歩くの???
ゴールに着いても居ないのに?!
ぎゃーーーっ(←ほぼ発狂してる・・・笑)
と、そんな葛藤を繰り返し
10歩進んでは休み、5歩進んでは休み
出ない足をなんとか前に出して
途中、ガードレールのある少し道幅の広くなるところまで来て
「あぁ、ここまで来ればあとカーブを二つくらい曲がればキャンプ場だ・・・」
と自分を励まして・・・
でもカーブは二つどころではなく(笑)
結局、2時間以上掛かって
がーっ!やっどづいだぁぁぁーーーっ!
予定では、ここでシャン3張って初ビバーク&初雪中ヌードルをと
全部背負ってきましたが・・・
吹き溜まりで尋常じゃない雪山の高さ
ここを平らに均す体力なんか1ミクロンも残ってるわけもなく
その上、ここまで掛かった時間を考えると
さっさと引き返さないと日暮れまでにホテルに帰りつけない・・・
新聞に
「元旦にホテルに戻らなかった中年男女、凍死体で発見される」
なんて載ったら・・・いい笑い者じゃん
という事で
ネイチャーセンターの軒下で少し休んで、すぐに引き返します
あぁ・・・一体何やってんだ?・・・元旦からっ
帰りはもちろん、来た時よりも100倍辛いんです
ほんっとに足が前に出なくて・・・
何より、あの辛い時間をもう一度繰り返すんだっていう精神的苦痛(笑)
でも帰らないと死んじゃうので、ただただ頑張るのみ
立ち止まって休むだけじゃとてもダメで、カーブを曲がるたびに
雪にお尻をぺたんと下ろして呼吸を整え、また立ち上がって次のカーブまで
カレは最初は「がんばれーがんばれー!」とか
ホントは嘘なのに「次のカーブが最後だぞー」とか励ましてくれてましたが
途中からは何も言葉が出なくなり(笑)
きっとカレも相当つらかったんでしょう・・・
あぁ~日没が近づいてきた・・・ヤバい!
そして、山陰にお日様が沈んだ頃ようやく無事温泉街に帰り着き、今に至ります(笑)
この往復10キロの過酷なスノーシュー
本当に本当に、
今までの人生で一番辛かった
そしてその後の何日か、まともに歩けないほどの
筋肉痛も辛かった
この時ばかりは、ワタシ心に固く誓いました
これからは、せめて近所のコンビニに行くときくらいは
車ではなく歩いて行こうと(笑)
さて、今週からはもう仕事も始まっています
その仕事始めの前の晩「あ~ん、仕事行きたくないよぉ~」とぐずりましたが
ふと、あの元旦を思い出し・・・あれだけの辛さを耐えたんだから
これからはどんなことでも乗り越えられる(・・かも)と、思ったのです!
そう考えると
今回はある意味、一生忘れられないほど充実した思い出に残る正月休みだった(・・かも)、です(笑)
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