軟弱者と呼ばないで ポロトキャンプ

nomu

2009年12月14日 11:18

2009.12.12

前回記事から、10日以上経ってしまいました・・・ご無沙汰さんです

12月第一週はキャンプはお休み、huskyさんkanaさんと楽しい飲み会

で、先週末はキャンプでした
場所は、この時期の救世主的存在「ポロト自然休養林国設野営場」





↑↑↑ 上の写真、写ってるのはワタシですが、ナゼか傘を持ちフードなんか被っちゃって
肩を落として歩いてます・・・・??

ポロトでのキャンプ、希望はサラ~~ッと雪の積もった誰も居ないサイトに、ポツ~~ンと
テントを張る事・・・だったのですが・・・


出発時、旭川は-10℃以下のカチンコチンでツッツル路面、横滑りしながら何とか出発

高速に乗り、深川付近まで来た所で雪が降り出し、やがて軽く吹雪
それが南下するに従って、気温が上昇し雪がみぞれになり、千歳辺りでは横殴りの
ハンドルを取られそうになるくらいも強く、道路標示の風速は7メートル

コレって・・・嵐じゃん・・・
今回は冬仕様のコロナのストーブ持参で、テントはティエラだったので
強風しかも雨の設営なんて「オイオイ、勘弁してくれよ~」と呟きながら
心の中では二人とも

「でも、和琴より風は弱いし・・」(和琴の惨事は→コチラ
とか「きっとポロトに着けば止んでるハズ・・」(だって去年の暮もそうだったし!)

と、念仏のように繰り返し唱えながら白老へ・・

実はこの週末、北海道付近は前線を伴った低気圧の通過で大荒れの天気。
ポロトへ到着しても、私達の願いは空しく相変わらずの強風強雨
しかも、キャンプ場へ向かう道々には、ついさっき倒れたような倒木が・・・
管理人さんも、「キャンプ」は勧めたくない雰囲気

でも簡単には諦めたくない私達は、とにかくサイトを見に行ってみる事に・・・
 
風はテントを張れない程ではないものの、雨は前夜から相当量降ったらしくサイトは水浸し
水が溜まってないなと思っても、一歩足を踏み入れるとバシャッとしぶきが上がる位・・・
張ろうと考えていた場所も、他の場所も、ナナメの所も平らな所も、とにかくどこもかしこも
ビッシャビシャ・・・

ここで、全国のティエラ5ユーザーの皆さんに質問です
アナタなら、この状況でティエラを張りますか?!
小雨の中設営し、その後大雨が降って周りが水浸しになったのならまだしも
張る前にこの状況ですよ! しかも、今は冬ですよ!!
わざわざ濡れてるサイトに、濡らす為に大きくて重いテントを広げますか?!

(皆さんの賛同を得られたものと仮定して・・・)
でしょ~?
すっかり前置きが長くなりましたが・・・今回は、バンガロー泊です


                                ※コレは雨が上がってから撮影

バンガローは、1泊5000円+暖房料360円
 
中には机とイス、そしてFF式のストーブのみ。
つまり、箱だけですね。 炊事場・トイレの水が使えないこの時期には、かなり割高

バンガローに入ったものの、雨は激しく荷物も入れられず

この箱の中を、二人で行ったり来たりしながら、雨に煙る窓の外を眺め
やっぱり・・・テント張りたい・・・な、気持ちが捨てきれない私達

こんな雨くらいで、テント泊を諦めていいのか? コノ、ナンジャクモノメ~!
イヤ、バンガローという物に一度は泊まってみたい気持ちもあったし・・・
イヤイヤ、せっかく重たい思いして積んできた、ティエラとコロナの立場はどうなる?
イヤイヤイヤ、こんな事でもないとバンガローになんて泊まれないぞ!

・・・・と、葛藤を繰り返している内に、雨は小降りになり・・・・
初体験なので、持ってきた物から何をチョイスして運べばいいものか迷いつつ荷物を搬入
それでもまだテント~な気持ちが残り、トイレに行く途中にもサイトを確認
雨はすっかり上がり、夕方には青空ものぞき始めましたが、ジャブジャブなサイトは
水が引く様子は微塵もありませんでした

さて、諦めてバンガローを楽しむ事にした二人ですが、う~ん・・何すりゃいいの?

で、とりあえずトランプ
                    
                    しかも、七並べ・・・

やがて夜になり、夕食

イスとテーブルは使わず、お座敷スタイルで
                    
                    おでんと・・

冷蔵庫の残り物の塩焼きそば
                    
                    サーモンカルパッチョ・山わさび乗せ

そして、白菜漬の山わさび乗せ

室内はストーブのお陰で、当たり前ですが全く寒くなく快適・・・ではありますが
外の気配を感じられない「箱生活」は・・・・・つまんない

せっかく雨も止んだし「よし!焚き火だ、焚き火!」と、外に出てみると・・・


なんということでしょう! (ビフォーアフター風にお願いします)


外は、ビックリする位の満天の星空、それも今年一番
星空を写せるカメラをお持ちの方を、今すぐにでも呼び出してあげたい位!
冬の星はやっぱりキレイです! 新月も近く、月明かりの影響のない真っ黒な空に
もう涙が出そうな数の星達!

しかも!
ふたご座流星群の走りでしょうか、「ギャ~ッ!」と叫びたくなる程立派な流れ星
おまけに、エゾモモンガ(勝手に決め付けてますが)までもが私達の頭上を滑空していき

そんなスバラシイ天体ショーを二人じめしての焚き火・・・幸せ過ぎる・・

あぁ・・・ここに来て良かった


で、晴れた翌朝は、冷え込む事になっておりまして・・
「箱生活」の私達は、それも感じずに目覚めたのですが


                   
トイレに置いてあったポリタンクの水が凍るほどではないものの
水を含んだ芝生や落ち葉は、カリカリにシバレてます

チェックアウトは10時なので、のんびりもしてられず

クラムチャウダー・ガーリックトースト・サラダの朝食をとり
                   
                   朝日を浴びながらコーヒーを飲み

管理人さんが出勤してきたのを見計らって、管理棟で洗い物を済ませ、撤収です。
前日は悪天候でしたので、当然貸切だったわけですが
誰も居ないサイト(水浸しだけど)が、目に入るたびに

あ~、テント張りたい!・・・と思い(しかも、雪を楽しみに来たのに雨だなんて)
何か釈然としない気持ちが残ったものの・・・
今後自分から好んで「箱」に泊まる事はないと思いますが、悪天候時にはバンガローが
あると安心ですし、「何も濡れない・汚れない」キャンプ・・も、時にはアリかな
と、感じました。


さて、撤収後は時間も早いしお天気もいいし、このまま帰るのも勿体ないって事で

コチラへ寄り道。
先日、ゴンベさんの記事で「ココの白鳥は、手からハミハミってエサを食べる」との情報を得て
数々の白鳥に手を喰われてるワタシとしては、是非「ハミハミ」してもらわねば!・・と挑戦!


最初の一羽目にガブッとやられ及び腰ですが
                   
                   最高のお天気の中たくさんの水鳥に囲まれ、癒しのひと時

帰り道も、日差しも暖かく・・道路も乾いて走りやすいわ~~と、快調だったのですが・・・
深川の手前位で雲行きが怪しくなり・・・


旭川は・・・

吹雪いとるがなぁぁ~~~!


自宅に着いたら、まず雪かき・・・という、オチが着いたのでした








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